選択肢が豊富な国で本当に学びたいことを実現
アメリカ大学留学の魅力は、なんといっても選択肢の多さ。学校や学部の数、進学方法、専攻の選び方などにさまざまなオプションがあり、自分が本当に勉強したいことを、自分に合った方法で学べます。また大学の教育水準は世界トップレベルで、アメリカで得た学位は多くの国で通用します。
自分がやりたいことを、幅広い進路やキャリアに結びつく形で学べる。それがアメリカ大学留学です。
アメリカ大学留学を知るために、まずは大学を見てみたい。そのような方は、人気の都市の大学から調べてみてはいかがでしょうか。下記では留学が盛んな8都市の、おすすめの大学をご紹介します。
Contents
ニューヨークはアメリカの経済や文化の中心地。教育水準も高く、アメリカの大学トップ10にランクインするコロンビア大学など、有名大学が集まっています。
市街地は活気に満ちており、エンターテイメントに事欠きません。一方で大学は郊外にあることが多く、落ち着いた雰囲気があります。勉強に集中しつつ余暇も存分に楽しめる環境が、ニューヨークの魅力です。
ハリウッドに代表される世界屈指のエンターテイメント都市で、勉強もアクティビティも充実させられる留学先です。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)など世界的に有名な大学があります。
ロサンゼルスの人気の理由は、住みやすさにもあります。気候が温暖なので、一年を通して過ごしやすいです。また日本人が比較的多く、日系のお店やサービスが身近にあるため、留学初心者でも安心して生活できます。
穏やかな気候と美しい街並みで知られる都市で、霧の中に浮かぶゴールデンゲートブリッジが有名です。サンディエゴの名門大学は、アメリカの大学のトップ10に入るカリフォルニア大学バークレー校。また近隣には超名門のスタンフォード大学など、一流の大学が集まっています。
街の大きさは山手線の内側くらいとそれほど大きくなく、公共交通機関も発達しているため生活しやすいです。また南部にはGoogleやAppleなど世界的に有名な企業の本社が集まっているため、IT業界でのインターンシップやOPTをしたい方にとって魅力的でしょう。
アメリカ第3の都市で、お店が多く公共交通機関が発達しているなど生活に便利な街です。スポーツなどのエンターテイメントも充実しています。大きな都市の割に日本人留学生は少なく、しっかりした英語環境で勉強したい方におすすめです。
また留学で人気な他の都市と比べると、学費が安めというメリットがあります。有名な大学はシカゴ大学で、アメリカの大学のトップ10に入る名門校です。
自然が豊かで、アメリカではエメラルド・シティのニックネームで知られています。交通機関が発達していたりお店が充実していたりする一方で、全体的に落ち着いた雰囲気が特徴です。観光名所が少ないため、集中して勉強したい方に向いてます。
シアトルのワシントン大学は、アメリカの名門州立大学の集まりであるパブリック・アイビーの一校です。またシアトルにはスターバックスやアマゾンなど、世界的に有名な企業の本社が集まっています。一流企業でインターンシップをしてみたい方にとって、挑戦しがいのある場所と言えるでしょう。
美しい海とビーチで知られる高級リゾート地で、1年を通して過ごしやすい気候が魅力です。リゾート地らしくエンターテインメント施設が豊富ですが、パブリック・アイビーの一校であるカリフォルニア大学サンディエゴ校に代表される名門大学もあります。
またサンディエゴは、アメリカの中では治安がよいことでも知られています。勉強と余暇を充実させつつ、安心して大学生活を送りたい方におすすめの都市です。
ボストンは近郊のケンブリッジと並び、アメリカ最大級の学園都市です。かの有名なハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など、名門大学が集まっています。教育機関や研究機関が多いため留学生が多いですが、日本人は少なめです。
ボストンは教育関係者が多い街なので、比較的治安が良いです。また学習意欲が高い人が集まっているため、よい刺激を受けながら勉強ができます。アカデミックな環境でしっかりと勉強したい方にとって、理想的な環境です。
日本人に人気の観光地として知られるハワイ。美しいビーチや南国の気候が魅力で、ゆったりとした大学生活をおくれます。またサーフィンやフラダンスなど、ハワイならではのアクティビティが豊富なのも特徴です。勉強の合間にアクティビティを楽しみたい方にとって、最高のロケーションでしょう。日本語が通じたり日系のお店があったりと、留学初心者が安心できる環境もポイントです。
行ってみたい都市から大学を決めたい方や、留学先は決まっているものの最適な大学がわからない方は、ぜひアメリカ留学センターまでお問い合わせください。ご希望に合わせて、適切な大学や留学プランをご紹介いたします。
大学を選ぶ際は大学の特徴も見てみると、最適な留学先が絞れます。下記は費用や進学方法に注目したおすすめ大学です。
留学で最も気がかりになる問題の一つが費用です。アメリカは留学費用が高いことで有名ですが、大学の中にはリーズナブルながら質の高い教育が受けられるところがあります。
英語力に不安がある方は、語学コースを受けてから大学に進学するのがおすすめです。アメリカには大学付属の語学コースが多くあり、中にはコースの修了によって大学に出願する際の英語力証明を免除されるところもあります。語学コースからスムーズに進学できるおすすめ大学は、以下の通りです。
大学の入学条件は学校によって異なります。現実的な留学プランを立てるなら、自分の英語力や成績に見合った大学を探すこともポイントです。
アメリカでは2年制大学のコミュニティカレッジから4年制大学への編入が、一般的に行われています。コミカレからの編入は、入学条件が比較的易しく学費も抑えやすいのがメリットです。
大学の条件が絞れている方は、留学エージェントに相談して複数の学校を紹介してもらうのがおすすめです。自分一人では思いつかなかったような大学や進学方法のアドバイスをもらえることがあります。ぜひ一度、お問い合わせください。
アメリカの大学のイメージがつかめてきたら、留学前に知っておくべき情報や具体的な準備の方法を調べてみましょう。しっかり情報収集を行うことで、スムーズに大学留学を進められます。
アメリカ大学留学の準備は、留学目的の決定→情報収集→大学選び→出願準備→出願→渡航準備の順に行います。
大学で学びたいことや勉強方法を明確にします。専攻したい分野は何か、インターンシップ・OPTに参加するのかなどを、具体的にイメージしましょう。
大学や進学方法、出願方法、費用などをチェックします。留学エージェントに相談すると、最適な大学の候補や留学プランのアドバイスがもらえます。
集めた情報をもとに大学を選びます。学びたいことが選べるか、成績や英語力の点から挑戦できるか、予算に見合っているかなどをチェックしましょう。
アメリカの大学には一斉入試がないため、合否は書類審査で決まります。希望の大学の募集要項をしっかり確認し、必要な書類を準備したりTOEFLなどの試験を受けましょう。必要書類を集めたり、志望動機や自己アピールのエッセイを書いたりするには時間がかかるため、余裕をもった準備が必要です。
大学に願書を提出します。締め切り日を必ず守れるように、余裕をもって提出しましょう。
合格発表が出て入学する大学を決めたら、ビザの申請や予防接種、保険への加入、航空券の手配などを行います。
アメリカの大学は9月に始まります。日本の高校を卒業して大学の1年生から留学する場合は、高校を3月に卒業し、同じ年の9月に大学に入学します。留学準備は留学開始の1年以上前から始めるのが望ましいです。
高校3年生8~9月:留学目的の決定や情報収集のスタート
9~11月:出願書類の準備・英語の勉強
11~3月:アメリカの大学へ出願
3~5月:合格通知
5~6月:渡航準備
6~7月:アメリカに渡航
7~8月:英語コースを受講
9月:大学スタート
アメリカの大学では、入学の時に専攻を決めておく必要がありません。しかし適切な大学を選ぶためには、学びたい分野を絞っておく必要があります。専攻を選ぶ際は、自分が好きなことや就いてみたい職業について考えてみましょう。その分野について具体的なイメージを持つために、上記で紹介している大学のウェブサイトなどでカリキュラムを見てみるのがおすすめです。
専攻はひとつに絞る必要はありません。興味のある分野を把握しておき、大学の1年生で一般教養を学びながら最適な専攻を決めましょう。またアメリカの大学では、専攻を2つ持つことも可能です。
最初は気になる学校を複数ピックアップし、条件や現実性を考えながら絞っていくのがおすすめです。自分が学びたい分野に強いか、行きたい都市にあるか、学費が現実的かなどを見ながら選別していきましょう。大学の人気度やランキングなども参考にしてみてください。最終的にはチャレンジ校、実力相応校、滑り止め校を合わせて、3〜7校ほどに絞ります。迷ったときは留学エージェントに相談して、アドバイスをもらいましょう。
行きたい大学があるものの入学条件が厳しそうな場合は、コミカレに通ってから編入する方法もあります。同州内の大学間はスムーズに編入ができるため、コミカレを選ぶ際は同じ州の学校を探しましょう。
アメリカの大学に一斉入試はなく、合否は書類審査で決まります。主に見られるポイントは以下の通りです。
また上記以外にも、下記の書類やテストスコアが必要になる場合があります。
大学の出願時に求められる英語力は、学校によって異なります。目安はコミカレがTOEFL iBT45点以上、4年制大学がTOEFL iBT61点以上です。
ただし入学条件のテストスコアをクリアしていることと、大学の授業についていけるかは別問題です。大学は英語を学ぶ場所ではなく、英語で勉強する場所です。講義でノートを取るのも、課題のレポートを書くのも、プレゼンテーションを行うのも、すべて英語になります。そのため英語を使って勉強したり、コミュニケーションがとれたりしないと、授業についていけません。
しかし最初から入学条件を満たすテストスコアや、アカデミックレベルの英語力が必要なわけではありません。アメリカの大学には条件付き合格制度を設けているところがあり、英語力が足りなくても合格できるケースがあります。その場合は指定の語学学校や英語コースで勉強することで、合格基準を満たせます。また英語力は、大学での勉強や海外生活を通して上がっていくものです。はじめは非常に大変な思いをしますが、努力して身につけていくことが大切です。
大学が始まる前に英語の不安を軽減しておきたい方は、語学学校の進学準備コースに通うのがおすすめです。アメリカは大学付属の英語コースが充実しており、英語コースからスムーズに進学できるシステムが整っています。
大学進学を見据えて英語を勉強したい方は、ぜひアメリカ留学センターにご相談ください。大学進学に強いカウンセラーが、希望の進路に沿った留学プランや語学学校をご案内いたします。
アメリカの大学の費用は学校や州によって異なりますが、名門とよばれる大学は高い傾向にあります。また4年制大学よりも、コミカレの費用のほうが安いです。費用には学費と寮費、食費を含めた価格が記載されていることが多いため、料金表を見る際は注意しましょう。
コミカレの費用の目安は学費が60〜120万円、寮費・食費も60〜120万円です。4年制大学の場合は学費が350〜520万円、寮費・食費が95〜200万円です。以下は留学で人気な都市がある州のコミカレと州立4年制大学、私立4年制大学の1年間の学費の平均です。
州 | コミカレ | 州立4年制大学 | 私立4年制大学 |
---|---|---|---|
ニューヨーク | 120万円 | 290万円 | 530万円 |
カリフォルニア | 100万円 | 410万円 | 470万円 |
イリノイ | 150万円 | 380万円 | 450万円 |
ワシントン | 80万円 | 390万円 | 510万円 |
マサチューセッツ | 140万円 | 410万円 | 610万円 |
ハワイ | 110万円 | 410万円 | 230万円 |
また留学費用を見積もる際は、生活費を考えることも大切です。物価は州によって異なり、物価が高い地域のトップ5はハワイ、ワシントンD.C.マサチューセッツ、カリフォルニア、ニューヨークとなっています。
費用に不安がある方は、奨学金の利用を検討しましょう。奨学金には返済不要の給付型と返済が必要な付与型があり、給付型のほうが審査が厳しい傾向にあります。奨学金を申請するための書類の準備や面接対策には時間がかかるため、早めに準備をしましょう。
アメリカ大学留学で使える奨学金は、日本の政府や民間団体、地方自治体が提供しているものや、アメリカの大学が支給しているものがあります。日本の奨学金として有名なのは文部科学省の留学JAPAN日本代表プログラムや、日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度です。アメリカの大学の奨学金にはメリット型奨学金やニード型奨学金があります。メリット型奨学金は、優秀な出願者に大学からおくられる奨学金です。申請の必要はなく、合格通知とともに大学側から金額が提示されます。ニード型の奨学金は、出願の際に申請が必要です。
アメリカ大学留学のプランを立てるには、自分の学びたいことや進学方法、費用などを総合的に考える必要があります。また膨大な情報収集も必要です。留学の準備に不安がある方は、留学エージェントに相談してみてください。
弊社ではご希望にそった留学プランのご提案や、レポート添削などの大学出願サポートを実施しております。学生ビザの申請や航空券手配など、渡航準備のサポートも万全です。ぜひお問い合わせください。
アメリカ大学留学のプランを考えるには、以下の知識も抑えておくと役に立ちます。より具体的な計画をたてるために、ぜひ確認しておきましょう。
アメリカ大学留学のメリットとデメリットは、本当にアメリカに留学すべきかの判断材料になります。特にデメリットは、対策方法も含めて要チェックです。
学校や専攻の数が多く、自分が本当に学びたいことを実現しやすい
入学時に専攻を決める必要がないため、進路をじっくり考えられる
英語力が足りなくても「条件付き合格」になる場合があり、チャレンジしやすい
徹底した単位制で、他の大学への編入がしやすい
コミカレから4年制大学へ編入すると、留学全体の費用が抑えられる
アメリカは他の欧米諸国に比べると、留学費用が高くなりがちです。費用を抑えるには学費がリーズナブルな学校を選んだり、コミカレからの編入制度を活用したりしましょう。また奨学金の利用も一般的です。
アメリカの治安は、地域によっては非常に悪いです。危ないと言われている場所には行かない、貴重品の管理を徹底する、夜間に一人で出歩かないなど、自分の身は自分で守るように意識しましょう。
アメリカの学生ビザでは、基本的に就労が認められていません。ただしフルタイムのコースを取っている学生は、学校内の施設で週20時間以内のアルバイトができます。学校外で働きたい場合は、別途申請が必要です。
アメリカは車社会なので、特に田舎では車が必要です。留学先を選ぶ際は、公共交通機関が整っている地域を選ぶのがおすすめです。
ニューヨークやロサンゼルスは、日本人が非常に多い地域です。日本人と離れた環境でしっかり英語に浸りたい場合は、日本人が少ない地域を選びましょう。
ただし日本人が多いことは、悪いことではありません。情報収集がしやすかったり、日本のお店やサービスが多かったりと、生活しやすいメリットがあります。また日本人が多いからと言って、英語が話せなくなるわけではありません。英語環境が作れるかは、自分の意識が最も重要です。
アメリカの大学の学士課程は4年間、コミュニティカレッジは2年間です。学期はセメスター制で2学期に分かれており、新年度は9月にはじまります。
大学は徹底した単位制で、専攻ごとに一般教養科目と専攻科目、選択科目の単位数が決まっています。必要な単位が取れれば卒業できるため、早期卒業をする学生もいます。また大学間の単位移行システムが整っており、同州内の大学間ではスムーズに編入ができます。
大学の成績はA~F段階の評価になっています。成績の平均はGPAとよばれ、この数値が進学や就職の際に重視されます。また2学期続けてGPAが悪い場合は、退学となるので注意が必要です。成績はテストの点数だけでなく、授業中の積極性や課題の内容なども考慮されます。
留学生は大学を卒業すると、OPT制度で専攻と関連のある分野の職業訓練ができます。期間は最長1年間です。学位ごとに利用できるため、コミカレを卒業して1年間、4年制大学を卒業して1年間といったOPTもできます。研修先を自分で見つけるのは大変ですが、アメリカでの就労経験を詰める絶好のチャンスです。
アメリカの大学は入学時に専攻を決める必要がなく、専攻が確定するのは大学2〜3年生です。専攻は途中で変更したり2つ選択したりとフレキシブルに選べるため、自分が本当に学びたいことを実現できます。ただし複数の専攻を選ぶ場合は、勉強量も倍になります。
大学では個々の分析力や判断力、積極性を養う教育が重視されています。授業ではディスカッションやプレゼンテーションが頻繁に行われ、先生の話を聞く講義形式の授業でも発言をする事が求められます。また予習が必要だったりレポートの課題が頻繁に出たりと、自主的な勉強の時間が非常に多いのも特徴です。入学よりも卒業するほうが難しいと言われており、悪い成績が続けば退学などの処置もとられます。
アメリカの大学にはいくつかの種類があります。それぞれの大学に特徴があるので、大学選びの際に注目してみてください。
スタンフォード大学やハーバード大学など、アメリカの超名門大学は私立の総合大学に分類されます。専門分野の研究はもちろん、医学や法学など特殊スキルが必要な職種の教育に強いことが特徴です。
一般教養を幅広く教えることが目的の大学です。学士課程のプログラムが多く、さまざま分野の基礎知識を勉強できます。
各州によって設立された大学で、職業に関わる分野に強い傾向があります。州民の学費がリーズナブルに設定されているため、学生は現地の方が多いです。
日本の短期大学にあたる、州立の2年制大学です。職業訓練に強いという特徴があります。4年制大学と比べると入学基準が易しく学費も安い事から、4年制大学への編入を目指して学んでいる方も多いです。
日本の短期大学にあたる、州立の2年制大学です。職業訓練に強いという特徴があります。4年制大学と比べると入学基準が易しく学費も安い事から、4年制大学への編入を目指して学んでいる方も多いです。
世界の大学のランキングを公表している「Times Higher Education」で、アメリカの大学トップ10にランクインしているのは以下の大学です。
国内ランキング | 世界ランキング | 大学名 |
---|---|---|
1 | 2 | Harvard University |
2 | 3 | Stanford Unicersity |
3 | 5 | Massachusetts Institure of Technology |
4 | 6 | California Institure of Technology |
5 | 7 | Princeton University |
6 | 8 | University of California, Berkeley |
7 | 9 | Yale University |
8 | 11 | Coumbia University |
9 | 13 | The University of Chicago |
10 | 14 | University of Pennsylvania |